2025/04/17

縫製ミスが起こる理由と、それを防ぐためのチェック体制

どれだけ技術がある縫製工場でも、時には縫製ミスが発生することがあります。しかし、重要なのは「ミスをゼロに近づける仕組み」が整っているかどうか。この記事では、縫製ミスが起こる原因と、それを防ぐために私たちが工場内で実践しているチェック体制についてご紹介します。


まず、実際に現場でよく起こりがちなミスには以下のようなものがあります。

・ステッチの曲がり、ズレ

・糸の締まり不良(ゆるみ・緩み)

・糸の飛び、縫い抜け

・指示とは異なる仕様(縫い代の取り違えなど)

・目立つ部分の縫い縮み

こうしたミスは、完成した商品に直接影響を及ぼすため、ブランドイメージや販売機会の損失につながる可能性もあります。

1.仕様の確認不足 : パターンや指示書の見落とし、情報共有ミスによる作業違い。

2.ミシン設定の不備 : 糸調子や押さえ圧、針の番手などが生地に合っていない。

3.人為的な注意不足 : 作業者の集中力低下や、経験の浅いスタッフによるミス。

4.検品工程の簡略化 : 作業に慣れてくると「これくらいなら大丈夫」と流してしまうケース。

私たちの工場では、縫製ミスを最小限に抑えるために以下のような取り組みを行っています。

✅ 作業前の仕様確認ミーティング

作業開始前に、指示書やパターンの内容をチーム全体で共有。細かい仕様の意図や注意点も伝え、理解のズレを防ぎます。

✅ ミシンセッティングチェック

素材ごとに最適なミシン調整を行い、試し縫いを経てから本番へ。特に糸の番手・テンション・押さえ圧の確認は徹底しています。

✅ 中間検品

すべての縫製工程が終わってからではなく、工程ごとに検品を実施。問題があればすぐに手直しができる体制にしています。

✅ 最終検品と報告体制

完成後の製品は、別スタッフによる最終チェックを実施。万が一ミスがあった場合には報告し、次回以降の改善につなげています。

縫製ミスは起こるもの、という前提に立ったうえで、どれだけ早く発見し、未然に防げるかが縫製工場の実力です。

私たちhonestでは、「丁寧で正確な縫製」を第一に、今後もチェック体制の強化とスタッフのスキル向上に取り組んでまいります。

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