2026/01/29
アパレルOEMを検討していると、同じような製品内容でも
「工場によって見積もりが全然違う」という場面に出くわすことがあります。
なぜ、これほど価格差が生まれるのか。
今回は縫製工場の立場から、その理由を整理してお伝えします。
理由①:縫製工程の考え方が違う
一見同じ服でも、
工程をどこまで分けて行うか、どこに手作業を入れるかでコストは変わります。
たとえば、
・工程をまとめてスピード重視で進める工場
・仕上がりを優先して工程を細かく分ける工場
この違いだけでも、工賃には差が出ます。
理由②:使用する設備・ミシンの差
工業用ミシンといっても、
汎用機なのか、専用機なのかで作業効率は大きく変わります。
設備投資をしている工場ほど、
・縫い目が安定する
・不良が出にくい
・結果的に品質が揃う
その分、単価は安くなりにくい傾向があります。
理由③:検品・調整にかける手間
価格差が出やすいのが、この部分です。
量産前のテスト縫い、工程中の中間チェック、最終検品の基準。
これらをどこまで行うかで、
人手と時間が変わり、コストに反映されます。
理由④:仕様の詰まり具合
仕様が固まっていない状態で進む案件ほど、
縫製側の調整作業が増えます。
修正や確認が多い場合、
その分をあらかじめ見積もりに含める工場もあります。
「高い」というより、
不確定要素を織り込んだ価格になっているケースも少なくありません。
理由⑤:生産体制とキャパシティ
常に安定したラインを維持している工場と、
案件ごとに人員を調整している工場では、
コスト構造そのものが違います。
納期や品質を安定させるための体制づくりも、
価格差の一因になります。
まとめ
常に安定したラインを維持している工場と、
案件ごとに人員を調整している工場では、
コスト構造そのものが違います。
納期や品質を安定させるための体制づくりも、
価格差の一因になります。