2025/09/20
アパレルブランドを立ち上げたばかりの方や、新しいアイテムを試したい方にとって「小ロット生産」はとても魅力的な選択肢です。ただし、メリットだけでなく注意すべき点も存在します。今回は縫製工場の立場から、小ロット生産の特徴について解説します。
メリット1:在庫リスクを抑えられる
小ロット生産の大きな魅力は、在庫を抱えすぎずに済むことです。新しいデザインやアイデアを少しずつ形にし、実際に市場に出して反応を見ることができます。余剰在庫を減らすことで、資金繰りにも余裕が生まれます。
メリット2:柔軟な改良が可能
少量生産だからこそ、デザインや仕様を試しながら修正していけます。ブランドの方向性を探っている段階では、こうした柔軟性が大きな強みになります。
デメリット1:1着あたりの単価が上がる
反対にデメリットとしては、どうしても単価が高くなりやすい点があります。大量生産と比べてコストを分散できないため、最初の製品価格に跳ね返ってしまうこともあります。
デメリット2:安定供給が難しい場合も
工場によっては小ロットを引き受けていなかったり、繁忙期に追加発注が難しかったりするケースもあります。納期の安定性を考えると、事前にしっかり確認しておくことが必要です。
まとめ
小ロット生産は、新しいブランドの立ち上げや試作品づくりに非常に有効な方法です。ただしコストや供給の安定性に注意しながら活用することが重要です。弊社では、小ロットから大ロットまで柔軟に対応し、サンプル作成から量産まで一貫してサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください。