2024/01/12

素材別!縫製のポイントと注意点

布の種類によって縫製の難易度やコツは大きく異なります。今回は、縫製のプロが素材ごとの特徴と、それに応じた縫い方のポイントや注意点を詳しく解説します。これを参考に、扱いが難しい素材でも安心して取り組んでみてください!

特徴: 厚手で丈夫な素材。カジュアルウェアに多用されます。

縫製ポイント:

  • 針と糸の選び方: 厚物用の針(16号以上)とデニム用の糸を使用。
  • ステッチ幅: 長め(3〜4mm)に設定すると美しい仕上がりに。
  • 注意点: 厚みのある部分(ポケットや裾の縫い合わせ)はミシンが跳ねやすいため、縫う前に生地を整えるか、ハンマーで叩いて薄くするのがコツ。

特徴: 柔らかく滑らかで高級感のある素材。傷がつきやすい。

縫製ポイント:

  • 針と糸: 細い針(9号〜11号)とシルク用の細い糸を使用。
  • ミシンの設定: 糸調子を緩め、針目を細かく設定(2〜2.5mm)。
  • 注意点: 滑りやすいので、裁断時は生地を重ねた状態で固定しながら切る。縫う際も押さえ金の圧力を調整。

特徴: 通気性が良く、しわになりやすい素材。自然な風合いが魅力。

縫製ポイント:

  • 針と糸: 普通の針(11号〜14号)と綿糸が適している。
  • 仕上げ: 縫製後にアイロンを使うとしわが伸びやすい。
  • 注意点: 縫い代がほつれやすいので、ジグザグステッチやオーバーロックで端を処理。

特徴: 伸縮性があり、動きやすさが求められる素材。

縫製ポイント:

  • 針: ストレッチ専用の針(ボールポイントニードル)を使用。
  • ミシンの設定: ニット用の伸びるステッチ(ジグザグやカバーステッチ)を選択。
  • 注意点: 縫うときに生地を引っ張りすぎないように注意し、自然な伸縮を保つ。

特徴: 厚みがあり、針が通りにくいが高級感がある。

縫製ポイント:

注意点:針穴が目立つため、縫い直しができない。事前に仮縫いやクリップで位置を確認してから縫製する。

針と糸: レザー専用の針と強度の高い糸を使用。

押さえ金: 滑りを良くするためにテフロン押さえを使う。

特徴: 薄手で透け感がある素材。繊細でほつれやすい。

縫製ポイント:

  • 針と糸: 細い針(9号〜11号)と細いポリエステル糸を使用。
  • ミシンの設定: 下糸の張りを調整し、針目をやや長めに設定。
  • 注意点: 縫い代を細く仕上げるために、巻き縫いやフレンチシームを活用。

素材ごとに特性が異なるため、適切な針・糸・ミシン設定を選ぶことが縫製成功の鍵です。それぞれのポイントを押さえて、難しい素材でも自信を持って縫製に挑戦してください!

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