展示会に向けての各色サンプル製作(型紙)

弊社では展示会のために一連の新しいサンプルを作成しています。この過程では、1つのデザインパターンから多様な色のバリエーションを生み出すことに注力しています。以下にその工程をご紹介します。

1：パターンデータの作成

新しいコレクションのデザインは、独自性と時代のトレンドを反映させることが重要です。私たちはまず、デザインチームと緊密に協力して、正確な寸法と形状の型紙をデジタルデータとして作成します。この過程では、CADソフトウェアを使用し、後の製造プロセスで最高のフィットとスタイルを実現するための精密な作業が求められます。

2：データ書き出し

データの書き出しには、MUTOHのAC800というプリント機器を使用しています。

この機器の精密なプリント能力によって、設計された型紙を生地に正確に転写することができます。

このプロセスでは、まずコンピュータ上で作成されたデジタルデータを、プリンターが解釈できる形に変換します。そしてMUTOH AC800の高性能な技術を使って、そのデータを台紙に直接転写します。この機械は、細線の描写も見事に再現し、必要な寸法とマーキングが正確な位置に出力されます。

3：品質チェック/裁断

細かい線や複雑なパターンが正確に反映されているか、縫製する前にこれら全てを厳密に検査します。
品質検査が完了したら、そのデータに基づいて生地を裁断していきます。ここでは精密なカッティングマシンを使うこともあれば、特殊なディテールが求められる場合は手作業で行うこともあります。